1948-09-22 第2回国会 衆議院 農林委員会 第40号
○永江國務大臣 物價廳におきまして反対したとは申しません。今ただちに農林省で考えておるような、物價審議会というものを設置するということについて、まだいろいろ意見がありまして、積極的に賛成することができないということでありました。そういうものがただちにできるということが、非常に時間的にずれがありましたから、できなくなつた、こう言つたのであります。
○永江國務大臣 物價廳におきまして反対したとは申しません。今ただちに農林省で考えておるような、物價審議会というものを設置するということについて、まだいろいろ意見がありまして、積極的に賛成することができないということでありました。そういうものがただちにできるということが、非常に時間的にずれがありましたから、できなくなつた、こう言つたのであります。
○永江國務大臣 どうもその点は、私どもは二百数十円の得になるというような発表をした覚えはありませんが、どういう新聞報道でありますか、あるいは最近昨年度の生産者價格として発表いたしたものがありますが、それの方の数字が私どもが発表いたしたものと違うのじやないかと思いますが……。
○永江國務大臣 私はやはり、今申しましたような構想で米價審議会を運営いたしますれば、十分國会の意見は尊重し得る。これは運営の上でできるという考え方で、米價審議会の構想をもつた次第であります。
○永江國務大臣 魚肥の点を答弁を落したのでありますが、魚肥の重要性については私ども認識しておるのであります。これを確保するように努めたいと考えております。なお農薬については、本年大体必要とする農薬は、さいわいにして生産の過程にはいつております。農薬の面においてはかなり必要度に近い生産ができる、こう思つておりす。
○永江國務大臣 私は農民組合が自主的に、民主的に強力に発展することを希つておる一入であります。従いましてその構成分子の個々のメンバーがいかなる政治的傾向をもつていることが妥当であるかということは、にわかに判断をすることができない、こう思つております。
○永江國務大臣 考えようによりましては、農民という言葉がいわゆる農奴に通ずるという印象を受けるかもわかりませんが、今日の状態におきましては、農民という字自身が農業者と変ることによつて、非常に感覚が違うとは私は考えておりません。
○永江國務大臣 速記をやめていただきたい。
○永江國務大臣 ごもつともな御意見でありまして、ただいまのところ福井縣と石川縣が大きな被害を受けておるという予想でありますが、もちろんこの震災によりまして、それらの縣以外の縣におきましてもいろいろ被害が判明いたしますならば、当然ただいま報告いたしましたような線に沿いまして、應急処置を講ずる意図でございます。 —————————————
○永江國務大臣 その点は、先ほど私がお答え申し上げましたように、政府の財政が許す範囲においては、そういう方法をやりますと同時に、やはり委員会の治用等によりまして、民間の方々の御協力を得て、こういう方法をやつていきたい、こう思つております。
○永江國務大臣 速記を止めて。
○永江國務大臣 提案されております予算中、農林省所管分について御説明申し上げます。 一般会計中農林省所管の予定経費要求額は、すでに國会の議決を得ました暫定予算分を含めまして、総額百二十億一千八十三万四千円であります。昭和二十二年度所管の合計は追加予算を含めて四十五億六千二百七十四万九千三百六円でありますから、七十四億四千八百八万四千六百九十四円の増加となつております。
○永江國務大臣 水産廳設置法案の提案理由を御説明申し上げます。 申すまでもなく戰後日本経済におきまして水産の占める比重は著しく増大しており、また將來日本が國際國家の一員として國際社会に加入する曉には漁業の特殊性から鑑みて、さらにその重要性が加わつてくると存じます。
○永江國務大臣 第一点のお尋ねにつきましては、先ほど政府委員からもお答えをしたと思いますが、自家保有の量をこれ以上増加せしめるということは、今日の全國的な配給の事情から申しまして困難であろうと存じます。ただ飼料等につきましてはできるだけこれを増加するように政府としては努力するつもりであります。
○永江國務大臣 お答え申し上げます。政府は出すことにやぶさかではありません。御要求があれば出すということを当初から申し上げております。ただそれが公表になりました場合に、その府縣におきまして、この取扱いで特殊的な方法をとられた府縣が、かえつてそのためにいろいろ問題が起るのを私どもは心配しております。そう申し上げております。出すことには私は反対をしておるわけではありません。
○永江國務大臣 ただいまのお尋ねの点につきまして、二点とも事実そういう処置をいたしております。それについては昨日委員長から政府に対して御警告がございまして、この点は調査をいたしております。
○永江國務大臣 ごもつともな御意見でありますが、やはり今日主食として範疇に加えられておりますものは、農産業の四種類であります。それ以外のものは、やはり副食物として私どもは考えております。
○永江國務大臣 前にお答え申し上げましたように、原則としては原始産業にこれ以上の課税をかけていくということは、私は妥当でないと考えております。
○永江國務大臣 今お尋ねの通り両案とも、はなはだ遺憾ではありますが、今國会で正式に御審議を願う時間的な余裕がございません。
○永江國務大臣 もちろん私も生産農民諸君が自発的に増産に励み得るような方法について、農林委員会の方で有效適切な御意見のあるものは、これを尊重いたしまして、私の立場において関係方面に話して見るという意思は十分もつておるわけであります。
○永江國務大臣 本年度は約七億であります。
○永江國務大臣 お設の通のであります。
○永江國務大臣 これは先般本会議におきまして院議決定をされまする際に、芦田総理が政府を代表して言明いたしました線に沿つて、政府は鋭意その実現のために努力いたしております。
○永江國務大臣 いまお示しの金額につきましては、精細なものを私は今用意しておりませんから、後刻数字にいたしましてお届けいたします。
○永江國務大臣 お答えいたします。米價につきましては、今お話のように、先般の本会議におきまして御決議がありました。その際芦田総理からお答えをいたしました趣意に基きまして、関係方面と折衝中であります。なおこの点につきまして、どういう方法でやるべきかということは、この折衝の結果によつて、できるだけ早い機会にその具体的なものを皆さんにお諮りをいたしたい、こう考えております。
○永江國務大臣 農村金融の根本的な対策につきましては、しばしばこの席上においてもお答え申し上げた通りでありまして、ただいまは事務的には、農林省、経済安定本部、大藏省の事務当局とも折衝いたしまして、関係方面と今それぞれ話を進行しておりますので、今お話のように、できるだけ早い機会に、皆さんに御心配を願いたい、こう考えております。
○永江國務大臣 今お話のように、税あるいはその他のことが、いろいろ條件の上では非常に農村を逼迫させる原因になつておるということは、私は十分了承しておりますが、これにつきましては、何としても今まで農村問題の中で、そう急に起つてまいりませんところの農村の金融の逼迫ということが、本年の二、三月以降急激に実際問題として現われてまいつておるのでありますから、これらのことについては、緊急並びに根本的な金融対策ということを
○永江國務大臣 主食の事前割当については、いろいろ六箇條の條件がついて全國知事会議の決議を尊重して適当に是正をするということにいたしております。しかし今お示しのようなことは特例でありまして、政府部内においてどの程度助成ができるかということはまだ結論に達しておりません。
○永江國務大臣 今お示しの通り、單作地帶及び寒冷地帶における農家が、非常に逼迫した経済事情のもとにあるということは、私は十分了承しております。
○永江國務大臣 お答えいたします。第一のお尋の数量の点は、いずれ後刻書類によりましてお答えすることにいたします。 第二の点でありますが、還元米は、これは本会議におきまして私の申し上げたことを言葉が十分でないかもわかりませんが、三千五十五万石の供出に対して、府縣から五百万石の還元の要求をいたしましたことは、非常に関係方面の感情に惡い影響を與えたことは事実であります。
○永江國務大臣 この点は森君初めいろいろな方の御注意がありますので、私ども万全なる方法を講じておるわけであります。重ねて申し上げますが、向うの事務当局の数字が往々変つてくるものですから、それで私どもは全面的に一應マツカーサー元帥と直接の話合いをする、こういう考えで今申し上げたのでありまして、いずれさらにこの点は具体的に皆樣に御報告するときがあると思います。 —————————————
○永江國務大臣 これは昨日本会議で森君にお答えいたしました通り、七月以降におきましては相当多量の放出物資をあてにしての計算であります。これについて輸入の実際は四月以降、五月、六月、ただいまのところも決していい状態ではない、これについては、先方に参りますといろいろ話をしておるわけであります。その具体的なことは……。ちよつと速記を止めてください。
○永江國務大臣 ただいま野上君からのお尋ねにつきまして、一應大綱のところを私から答辯いたしまして、あとは開拓局長が補足的に答辯をいたします。今御説にありましたように、開墾開拓の目標といたしておりますものは、もちろんわが國の食糧増産の点にありますけれども、これが完全に行われることによつて、わが國の食糧の需給関係が完全になるということは申し上げかねるのであります。
○永江國務大臣 ただいまの開拓に関します総合計画については、ごもつともでありまして、農林省では総合計画を立てまして、それぞれに應ずる機構についても、すでに一應整備したのであります。さらに近くの農林の機構改革等を行いまして、この目的を十分達成するようなふうに漸次していきたいと思います。農林省の機構改革についても適当な時期にこの委員会でいろいろ御意見を伺いたいと思います。
○永江國務大臣 農地開発営團の行う農地開発事業を政府において引き継いだ場合の措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由の概要を御説明申し上げます。
○永江國務大臣 今勝間田委員からお尋ねになりましたことは、非常に基本的の大きな問題でありまして、いろいろ御意見のありました点については、私はその御意見に対しては同感の意を表する点が多いのであります。これに対して私の意見を述べろということでありますから、一應申し上げたいと思います。
○永江國務大臣 その点は私が先ほど附け加えておくとはつきりしたと思いますが、勝間田君の御質疑は、一應理論的なものであるとして私はお答えしたのであります。
○永江國務大臣 いろいろ農地、山林その他のことについての法的根拠に基いて、政府の係官がいろいろ処置します処置に対して反対をするのに、口の上で反対するとか、いろいろなことはあり得るのであります。それが暴力的反対とかいうことであれば、おのずから別の法規で取締られるものと思つております。
○永江國務大臣 第一にお尋ねになりました農業事業税あるいは農業所得税についてでありますが、先ほど申し上げましたように、事業税につきましても、これは今お手もとに配付してありまする、このプリントで御覽願えばおわかりのことであると思いますが、私どもといたしましては、供出の対象になります主食は除外をしてまいりたい。
○永江國務大臣 第一の新しい米價について、昨年の千七百円米價との開きができた場合にどういう考えをもつておるか、こういう点でありますが、これは影響がきわめて大きい問題でありまして、私どもは愼重に考えるところでありますが、大体昨年の千七百円の米價と近く決定せられまする米價との開きにつきましては、これを各方面からできるだけ科学的な数字によつて檢討を加えまして、その差額と認められるものは一應調整金として供出
○永江國務大臣 先ほどお答えが落ちておりましたので恐縮しております。差益金の処分のことはあくまで業者の意向を聽いておりまして、その意向に準じて処分をいたしたいと思つております。それから政府がこの会議はいかなる方針をもつておるかということでありますが、実はこういう國際情勢のもとにおきまして、國際的会議にはできるだけ政府は代表者を送りたいという熱意をもつております。
○委員長(木下辰雄君) 永江國務大臣は、ちよつと十二時から用事があつて行かなければならんそうであります。御質問がある人は……。